こちらで購入できます.ディジタル数値演算回路の実用設計
FPGAやASICを扱う人を対象として,数値演算をディジタル回路で行う方法を基礎から解説します.
これからディジタル回路を学びたい方や,数値演算回路の最適化を体系的に学びたい方にお勧めです.
他の演算回路の基礎となる加算器から解説が始まります.最も基本的な加算回路としてリプル・キャリ・アダーを解説した後,キャリ・ルック・アヘッド・アダー,APPNAと順に解説し,それぞれの回路規模や速度を考察します.
合成ツールを使ってFPGA向けに合成する場合に,ツールの設定によって変わる回路規模や実行速度についても参考値として提示します.
回路そのものの組み方ではないですが,ディジタル回路設計のために必要な知識として,次のトピックもコラムで扱います.
・入力遅延の考え方
・入力数の多いセルが遅くなる理由
・セルの速度を誤解しやすい例
さらに,乗算器,除算器,超越関数,浮動小数点演算についても,図を使って演算の流れを解説しつつ,Verilogによる記述例も示します.