編集部にTang Mega 138K(Sipeed)が届いたので,まずはベンダが用意しているサンプルを動かしてみます.
ちなみに,後から発売されたTang Mega 138K Dockとは別なボードです.Proが付くものと付かないものは別な商品であり,SoMの形状も違うし,搭載されているFPGAデバイスも違います.
GOWIN FPGA Designer Version V1.9.9.03(64-bit) build(73547)
●その1:電源を入れた
右上のLED6個が順に点滅します.試しにDVI TXにモニタをつないでみましたが画面出力はありません.
●その2:サンプルWS2812を書き込む
サンプルプロジェクト(ws2812)を開く.Gowin IDEによる合成はなんなく成功.
Tang Mega 138K ProとPC(Windows)とをUSBケーブルでつなぐ.が,認識しない.Windowsからデバイスが認識されない.
DC電源を抜いて,USB(JTAG/UART)を挿し直すと,USB Debugger(Interface0)とUSB Debugger(Interface1)として認識される.
Gowin Programmerからは,No cable connection となり認識されない(まぁこれはいつも通り,このPCのドライバはWinUSBになっているし)
openFPGALoaderからは,認識されるので,ws2812.fs を書き込む.
USB電源だけで動きました.
●その3:サンプル hdmiカラーバー
サンプル・プロジェクト(hdmi_colorbar_1080p)を開く.合成するもエラー.PLLの設定をせよとのこと.
gowin_pll.v を適当に変える.合成してビットストリームをopenFPGALoaderで書き込むと,HDMIコネクタからDVI信号が出力されます.USB電源だけで動きました.
省略
defparam PLL_inst.FCLKIN = "50";
defparam PLL_inst.IDIV_SEL = 2; //3;
defparam PLL_inst.FBDIV_SEL = 1;
defparam PLL_inst.ODIV0_SEL = 10;
defparam PLL_inst.ODIV1_SEL = 2;
defparam PLL_inst.ODIV2_SEL = 8;
defparam PLL_inst.ODIV3_SEL = 8;
defparam PLL_inst.ODIV4_SEL = 8;
defparam PLL_inst.ODIV5_SEL = 8;
defparam PLL_inst.ODIV6_SEL = 8;
defparam PLL_inst.MDIV_SEL = 60; //89;
省略
●その4:サイン波を作って音声信号出力
サンプル・プロジェクト(audio_sinewave)を開く.そのままで合成できる.
書き込むと,サイン波な音が聞こえる.USB電源だけで動きました.