Efinixは,最新デバイスTi375N1156を搭載するDevelopment Kitを発売した.
Ti375N1156は,16nmプロセスで製造されるTitaniumファミリのデバイスであり,370,137のLUT,181のGPIOを持つ.

●ボードの仕様

▲通信ペリフェラル
 フルデュプレックス・トランシーバは,最高16Gbpsのデータ転送速度を持つPCIe Gen4,10GBase-KR,SGMII,最高12.5Gbpsのデータ転送速度を持つPMA Directモードなど複数のプロトコルをサポートする.
 PCIeおよびイーサネット・トランシーバのために,ハードマクロのPCSが搭載されている.
▲ハードマクロで搭載する機能
・カスタム命令インターフェースを備えたクアッドコアRISC-V(1GHz)
・最大2.5Gbps/1レーンをサポートするMIPI D-PHY
・帯域100GbpsのLPDDR4/4x メモリ・コントローラ
▲拡張コネクタ
 ボード上には,FMC(HPC)インターフェースやQSEインターフェースといった拡張インターフェース,コンフィグレーション用のUSB 3.0コネクタなどを備えている.

 カードエッジにはPCIeコネクタが搭載されており,PCIeを経由して汎用CPUと接続できる.ボードには,CPUと本ボード間のPCIeリンクの設定を示すサンプル・デザインが予めロードされている.SFP+を使用すれば,10G Ethernetインターフェースを介してデータを伝送できる.

●開発ツール

 FPGA用の統合開発環境Efinityは無償でダウンロードできる.

 EfinityデバッガとRISC-Vソフトウェア開発環境(Efinity RISC-V Embedded Software IDE)を使ってFPGAの論理回路とRISC-Vソフトウェアの同時デバッグができる.

2024年11月20日からパシフィコ横浜で開催されるEdgeTech+2024で展示する予定.

(1)Titanium Ti375 N1156開発キットで始めましょう
https://www.efinixinc.com/jp/products-devkits-titaniumti375n1156.html

コメントを残す