筆者:田中 基夫
FPGAマガジン特別版No.3で紹介している,Tang Nano 9K(Sipeed)用の拡張ボードStump Boardの余剰部品を利用してサーボとサウンダーのベースボードを作りました.
Stump Board を作成していると、2連42ピンソケットから2連24ピンソケットを取った後の2連18ピンソケットが残って来ます。 静岡名物のウナギの骨せんべいにも似ていますが食用には向きませんので他の用途を考えてみました。
●部品
●2連11ピン・ソケットの切出し
2連18ピン・ソケットを反対側から11ピンで接続し、両側の溝にカッターで切込みを入れて、2連11ピンソケットを割り取りします。
2連11ピンソケットを割り取った残りの 2連7ピンソケット 2個を同様の手順で、それぞれ割り取ります。
(1)2ピン、5ピン
(2)3ピン、3ピン、1ピン
また、今回の用途では、断面の精度が要求されるので、2連11ピンソケット、2連5ピンソケットの切断面にバリや凹凸があった場合にはカッターやヤスリを使用して平滑にしておいてください。
●ブレッドボードでの位置取り
割り取ったパーツをブレッドボード上に図のように配置します。2×5を2個の 2×11ではさみ、反対側の2×11の上の両側に2×3を配置します。 サウンダーのターミナルにする2×1は比較的どこに置いても良い思います。
●はんだ付け
配置が終わったら、下敷きや本など表面の平坦なものを上にかぶせて固定してから裏返します。ブレッドボードの裏面に出ているピンを半田付け固定します。
左上、2ピンのサウンダー用ターミナル以外は電気を通す予定はありません.気楽に半田付けして良いと思います。
●サウンダーの実装
ピンの半田付けが終了したら表側を上にして、サウンダーを挿入し、再度、裏側を上にします。
●完成!
以上で、サンプルのサーボモータ回路やオルガン回路の実験が行い易いサーボ、サウンダー用のベースボードが出来上がりました。